現在乗っているCB400SFの車検満了日が本日まででしたので、昨日有給休暇を取って運輸局にユーザー車検にいってまいりました。
ショップなどに車検に出すと安くても4、5万円かかってしまうらしいのですが、自分で点検、車検を受けることで大幅に節約することが可能です。
バイク購入時に「車検は自分で!」という嫁氏との約束を守りました。
実際に経験した中で学んだことや注意点などをまとめておきたいと思います。
まずは車検の予約
かならず予約が必要です。これをしていないとそもそも車検を受けることができませんので必ず以下のサイトからネットで予約を行うか、電話で予約をしてください。
予約は検査日の2週間前から可能です。日程が決まればなるべく早めに予約しておきましょう。予約番号は受付時に聞かれますので必ず控えておき、検査当日に持って行きましょう。
車検自体は満了日の1ヶ月前から行うことができます。
事前準備する書類
①車検証
現在の車検証。バイクに積んである方がほとんどではないでしょうか。
②納税証明書
4月1日時点でそのバイクを所有している人に課される軽自動車税の証明書です。僕の場合は購入が昨年の5月でしたので、今のバイクについては納税義務がありませんでした。よって事前に市役所に行き(正確には嫁氏にお願いして行ってもらい)「納税してません!」という証明書を発行してもらいました。無料ですぐに発行してくれます。(同居の家族であれば代理請求可能です。)
無くした方も市役所で再発行ができます。(※運輸局内の県税事務所での再発行はできないようです。できる県もあるかもしれませんが、事前に電話などで確認しておくか、間違いないのは僕のように市役所で再発行でしょう。)
③自賠責保険証明書
更新前と、更新後両方の証明書が必要です。
ここでひとつ教訓なんですが、更新後の証明書について僕は当日に運輸局内の代書屋で発行してもらいました。スラムダンクの安西先生みたいなおじいさんが手続きしてくれたが為に非常に時間がかかり、待ち時間が15分ほど。この日の手続きで検査以上に時間がかかりました…
ですので、検査日までにコンビニ等で事前に更新手続きしておくことをお勧めします。⇦すみません。コンビニでは250ccまでしか自賠責保険の手続きができません!!
④定期点検整備記録簿
定期点検項目にチェックをしていき、バイクに異常がないかを確認する書類です。ネットにたくさん原本データが転がっていますので、ダウンロードし印刷。検査前の週末に自分で点検の上、作成しました。
以下のサイトよりダウンロードしました。
点検はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
ひとつひとつの項目に非常にわかりやすく解説されており、素人なりにも点検することができました。ただ、空冷なのに冷却水の項目にチェックを入れていたりなど、明らかに適当にチェックしてるな!ってのは突っ込まれる可能性がありますので、きちんと点検項目を理解した上で記入しましょう。
ちなみにこちらの記録簿は受け付けでも購入(もしくはもらう)できるようですが、点検項目はそんなに短時間でできるようなものではないです。僕のような素人は事前に作成しておくべきでしょう。
当日記入する書類
①継続検査申請書
車検証を見ながらバイクの登録番号や型式等を記入。申請人(車検証上の使用者)の署名または押印が必要です。印鑑が必要だと思っていましたが、所有者と申請者が同一の場合は署名のみで大丈夫でした。
が、なにがあるかわかりませんので念のため印鑑は持っておいた方が無難でしょう。
②自動車検査票
こちらも車検証を見ながら登録番号などを記入します。最後に印紙を貼り付けます。
③自動車重量税納付書
こちらも同様に必要項目を記入します。そして重量税分の印紙を貼り付けます。
書類の記入や印紙については、記入見本などもあり特に迷うことなくスムーズに書くことができました。また、受付時に「初めてでまったく分かりません!」と伝えておいたおかげで、丁寧に説明してくれました。恥ずかしがりは損します。
ちなみに初めてと伝えたら以下のような書類をくれました。
これを見れば検査の要領や各手続きの場所もわかり、非常に助かりました。
いざ検査!!
さて、すべての書類が揃えば検査です。
上の図で言うと検査場の③コースに行きます。当日はあまり人もおらず僕が一番でした。
ここで検査官に渡す書類は「車検証」と「自動車検査票」の2つだけでした。点検整備記録簿とかは見ないんですね。
大体の流れです
まずは検査場入場前の簡単なチェックです。
- ヘッドライト、ハイローの切り替えチェック
- ウインカーの点滅チェック
- ホーンのチェック
- 各パーツ、ネジ等の緩み、チェーンの伸びチェック(検査官がハンマーで軽く車体を叩きながら一周)
はい。ここまでは順調。と言いますか常に自分でチェックしているような簡単な検査です。次に検査場に入り、本格的な検査がはじまります。
ここで、一言検査官に申し出ます。
「初めてでまったく要領がわかりません!!」
すると、検査官のお兄さんは丁寧に横についてくれ、ひとつひとつ指示を出してくれましたので安心して検査できました。では流れです
- フロントブレーキチェック
- リアブレーキチェック
- スピードメーター測定
- 光軸チェック
- 排気チェック
おかげ様で特に戸惑うこともなく、検査官と電光掲示板の指示通りに行えばスムーズに検査が進んで行きます。
はい、そしてどのサイトでも必ずや話題にあがるチェック項目があります。それが光軸チェックです。ハイビームの光が地面と水平に出ているかをチェックするのですが、ここで不合格になる確率が高いと事前調べで把握しておりました。
はい、例に漏れずきちんと不合格になりました!
機械がヘッドライトの前にでてきて自動でチェックされます。しばらくすると電光掲示板に「✖️」が出てきます。
ひととおり検査が終わり、検査官からのアドバイスがありました。
検査官「ちょっと光軸がだめだね〜、20くらい上向いてるわ。」
僕「あ〜、じゃあ近くに光軸調整してくれるところありますかね?」
検査官「いやいや、店行ったらわりと金額取られるよ?たぶんこのバイクだったら手でクッと角度調整できるんじゃないかな?ちょっとその辺の壁にライト当てて自分で調整してみたら?」
この検査官、やさしい!ありがとう!
20くらい上向いてるって、20cmなのか20mmなのか20フィートなのか、サッパリ分かりませんでしたが、とりあえず自分で調整してみることに。
こんな感じで実際に調整しました。光を当て、バイクを後ろに下げて光がずっと水平のままかどうかチェック。
ほんとうにこんな適当なチェックでいけるのだろうかと不安を抱えながら、再検査!
検査官「あ〜さっきの光軸のバイクね。じゃあ光軸チェックの機械まで来てください。」
機械「ウィ〜〜〜〜〜〜〜ン」
ドキドキ…
検査官「うん!まだ上向いてる!すこし下げてみようか!」
言われるがままに片手でライトを少し下に下げてみる。
検査官「はい!おっけー!」電光掲示版に「○」
やった!てか、そんな簡単でええの!?まあ、通ったからいいや。検査官さん、ありがとう!
そんな感じで無事検査を終えました。意外にあっさり。
最後に
最後にすべての書類を揃えて窓口に提出。車検ステッカーと車検証をもらい、検査は終了。
僕は午前の第1部の予約をしており受付は8:45〜でしたが、8:30には到着。すでに受付は開始していました。
すべて終了したのが9:40頃。時間にしてわずか1時間ほどで終わりました!
光軸に引っかからず、自賠責も自分で持って行っていたら1時間かかってなかったでしょう。めちゃ早。
かかった金額は
印紙代 6,300円
自賠責保険2年 11,520円
合計 17,820円
ポッキリ。爆安!
次回からも自分でしよう。ですが、日々の点検チェックは欠かせません。たまには店に持って行って見てもらうのも検討しています。安全のためですから。
これからユーザー車検を考えている方や、400ccを超えると車検費用が…と悩んでいる方。ユーザー車検は思っているよりも簡単です。何事にもチャレンジ。さらに自分で車検を行うことで、自分のバイクへの愛情が増し増しになりますよ!
これから春のツーリングシーズン到来ですので、しっかり整備してバイクライフを楽しみたいと思います!
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